我々貧乏会社員にとって「節約」は重要な関心事である。(勝手にあなたを仲間に引き込んだが、この記事に興味をもって頂いたということはつまりそうなんだと思う)
個人だって会社と同じで、払わないで済むカネはビタ一文払わない。厳しい現代社会を生き抜いていくには、そんな心構えが必要だ。
払わないで済むコストは徹底的に見直して、本当に大事なコトやモノには惜しみなくお金を使う、そんなメリハリがつけられると人生も充実すると思う。
そんなわけで日常の中でコスト削減できるものはないかと見渡してみると、真っ先に手が付けられそうなのが「飲み物代」だ。
現代はデスクワークでも現場作業でも、ペットボトル飲料全盛の時代だ。
コンビニでも自販機でもどこでも買える手軽さからついついペットボトルに頼ってしまいがちだが、1年間毎日買い続けると結構なコストとなる。
試しに計算してみよう。
スーパーの安売り品だと100円くらいで買えるので最低値を100円、コンビニの定価だと150円くらいなので最大値を150円、平均125円と仮定する。
500ml一本だと水分摂取量として少なすぎるので1日当り二本購入すると仮定すると、
125円 × 二本 × 240日(年間勤務日数) = 60,000円
年間6万円。これは結構な額ではないだろうか。
これを麦茶パック(ティーバッグ)で代替することを考える。
僕がいつも買っているのは伊藤園の麦茶パック。
近所のドラッグストアで購入している。
(余談だが最近のドラッグストアは食品にも力を入れているところが多く、麦茶パックをはじめ様々な食品が安く買えて助かっている。スナック菓子や冷凍食品等の不健康食品が薬と並んでいることにジレンマな感情を抱かなくもないが細かいことを言うつもりはない)
お湯だけではなく水出しもできるので、水を入れた水筒に放り込んでおけばよいという手軽さが気に入っている。
節約術で大事なことは手軽であるということだ。なぜなら手軽でないと続かないからだ。
はりきってお弁当を作っていたが続かなくなる、というのが典型的な失敗例だろう。手軽さは節約術にとっての生命線なのだ。
話を麦茶に戻そう。
僕が普段買う伊藤園の麦茶パックは税込み213円で54パック入り。
1パック当たり3.94円、約4円だ。
1パックで1リットル出せるから、ちょうど1日1パック(4円)ずつ消費することになる。
年間勤務日数240日として先ほどのペットボトルと同じように計算すると、
4円 × 240日 = 960円
6万円と960円。
5年間続ければ30万円と4,800円。
この差は大きい。
僕も何となく節約のために麦茶のティーバッグ生活を始めたが、こうして計算してみると思ったより大きい差が出ることが分かり励みになった。
飲み物代は節約術として手が付けやすい分野だと思うので、読者の皆さんも是非やってみてはいかがだろうか。
また、他にとっておきの節約術を知っているという方は是非私にも御教示頂ければ幸いである。